骨や関節など体の認識を直すと体が楽になるのでおすすめしたい本
体の使い方を知るなら「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」という本が図解メインに注釈つきで簡単に書かれていておすすめなので紹介します。
人間の骨や関節って意外と認識間違っていて、おじきするときにウエストの位置に関節があって曲がると思ってたりするので体が痛くなりやすいとかいう人は一見の価値ありかもです。

音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと―アレクサンダー・テクニークとボディ・マッピング posted with ヨメレバ バーバラ・コナブル,ベンジャミン・コナブル 誠信書房 2001-01-01 Amazon楽天ブックス
アレクサンダーテクニーク
この本は、「アレクサンダーテクニーク」という技法を元にした本です。
ざっくり言うと、体の動きを正しく知ってうごき不要な緊張(力んだりとか)をやめて自然な体の使い方をしようみたいな感じです。
自分がこれを知ったのは音楽をやっていたときに、ここら辺の使い方を直すといいよーって話から友人に教えてもらい、最初に読んだ本が「音楽家ならだれでも知っておきたいからだのこと」でした。(ちなみに呼吸版もあります)
本とか読んで自己流で勉強したのですが、演奏するときも楽になったし腰痛持ちなのに当時はあまり痛まなくなったなと思いました。
ボディマッピングで体を知る
「体」の「地図」という名の通り、骨などの構造や大きさ、動き方とかを自分の中で正しくイメージを持ちましょうというものです。
今回の本は、このイメージを持つのに役立つ本です。
ちょっと例を挙げると、最初に書いたようにウエストの位置に関節があるわけではないこともこの本でわかります。
おじぎするときに使う関節は、足から骨盤につながる関節から曲がるのですが、これがウエストの位置より下の座骨の横あたりにあります。
腰骨から体の横に手を添わせて足の方に向かうと少し下に骨があって、そこから体のちょっと内側に入ったところに関節があるんです。(文章だと説明しにくいっ!)
腰痛持ちとしては、この関節の位置を知ったときには、なかなか衝撃でした
だって、腰でぐいっと曲がらないのに曲がると思って負担かけてたんだから、そりゃアカンやないか!って思いましたよ。
※背骨も棒状ではなくいくつもの骨が連なってので多少、体を曲げることはできるんですけどね。
ちなみに正しい認識を持たなくてもおじぎはできるし、問題なさそうにも思うんですが、動く場所の認識が正しいのと間違ってるのでは動きのスムーズさとか体への負担が変わるなと個人的には感じました。
認識が違うだけで使わなくていい筋肉を使ったりして本来の動きからすると無理やり動かすような感じになるので、本当はもっと楽に動けたりする感じです。
以前ほど、日ごろからイメージしなくなってしまいましたが、腰が痛いようなとか体が痛む感じがすると思ったら思い出してみると今でも体が楽になるような感じはします。
こうする!じゃなくて、これをやめようっていう考え
ちょっと書いてきた内容と矛盾してる感じもするのですが、基本的に「こうしよう!」「これはしない!」という考え方ではありません。
この動きはしなくていいので「やめてみよう。」「やらなくていいよ。」という考えです。
「これをしない!」っていうのは「しない」ということを「する」って感じになるので緊張を生みやすくなるみたいです。
なので、あーキーボード打つ時にここから動かそうとしてたけど、そんなに動かさなくても打てるからこの動きやめよーみたいな感じで考えた方が実感しやすいと思います。
まとめ
自分の中で印象が強かった部分を書いたので腰の話ばっかりですが、本には手や首・頭など体全体のことが載ってます。
音楽家向けの本ですが、パソコンをするときにも頭の楽な位置とか肩、腕、手首、指の使い方とかも分かると無駄な力が抜けて楽になるかもです。
正直なところ、この本だけで完璧に把握するのは難しいと思いますし、すぐに楽になるかと言われればNOだと思います。
自分のクセみたいなものがあるので違和感あって気持ち悪い、逆に疲れると感じる人もいるかもしれません。
万能で魔法のような技術ではないのですが、パソコンとかやってると体痛くなる人多いですし、少しでも体が楽になれば嬉しいなと思ってます。
正しい認識を持てたときに「この動きってこんな楽に動くんだ!」みたいな感覚を味わえってもらえたら…
気になる方は読んでみてください。

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